冬の津軽海峡で水揚げされた旬の鮟鱇の味わいを家庭でも楽しみたい。 そんな願いを現実にするために下北の冬の味覚「鮟鱇のとも和え」を 缶詰にギュッと閉じ込めました。 懐かしいふるさとの味をいつでも食卓で。
二〇一九年六月に開催されたG20大阪サミットの首脳夕食会において 食材のひとつとして風間浦鮟鱇が提供されました。 その高級魚の日本有数の水揚げ量を支える漁師たちは 寒風吹きすさぶ冬の津軽海峡へ今朝も船を出します。
非常にデリケートである鮟鱇は水揚げ時には弱っているか 既に死んでしまっていることが多くあります。 しかし、刺し網漁や、伝統の空から縄なわ釣りにより活きたまま水揚げできることが 風間浦鮟鱇の評価を高めている要素のひとつです。
青森県下北半島の津軽海峡に面した村々では、 昔から「鮟鱇のとも和え」が各家庭で作られてきました。 毎年雪が降る季節になると食卓にならび始めるとも和えは 故ふる郷さとの懐かしい記憶のひとつとして思い出に残っています。
毎年十二月、鮟鱇漁が始まると 風間浦の鮟鱇を目当てに 全国各地からファンがやってきます。 朝の港は活気づき ホテルや温泉宿でも鮟鱇料理をふるまい 村は鮟鱇一色になります。